まきこまきの日々

まきこまれるのも、あり。

中学校から借りた本⑥夜のピクニック

旦那がめずらしく読書の秋まきこまきです

 

いつだったか、地上波で映画「君の膵臓を食べたい」

やってたんです。

録画して放っておいたのを連休中に観たのですが

 

旦那が久しぶりに映画で泣いていて。

 

なんでこれで泣かないの!言われて

もう本を読んでその時だいぶ泣いたし、

今回は本と映画の違いの分析しながら観てたから泣けなかった

と言ったら

本、あるの?と聞かれて。

 

あまり読書するイメージがない旦那ですが、

本棚から探し出してゆうべから読み始めていました。

私は読書を始めるとたいてい周りの音が聞こえなくなり、

トイレとか眠いとかの生理現象に気付くまで読むのが止まらなくなりますが

旦那は15分と時間を決めたらそこで読むのをやめることが

出来る人だということを結婚して15年、初めて知りました。

 

本日朝の測定体重55.9キロ

前日比+100g

スタート時-4.6キロ

目標標準体重49.5キロ 

 

私が、恩田陸さんの「ドミノ」が面白かったと

夏休みの終わりにしつこく言ったせいか

「図書室行ったら恩田陸さんの他の本あったから借りたよ」

と、頼んではいなかったのですが上の子が借りてきてくれました。

Amazonで注文したのとはかぶらなくて一安心ですが

まだそれも読んでないのに・・・

 

しかし、とりあえず返却期限のある方から読もうかなと

それまで読んでいた本を途中にして読みました。

 

夜のピクニック恩田陸

夜のピクニック (新潮文庫)

夜のピクニック (新潮文庫)

 

 高校生活最後を飾るイベント「歩行祭

それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩きとおすという

北高の伝統行事だった

甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて、歩行祭にのぞんだ

三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するために

学校生活の思い出や卒業後の夢など語らいつつ

親友たちと歩きながらも、貴子だけは、

小さな賭けに胸を焦がしていた。

本屋大賞を受賞した永遠の青春小説。

 

 

最近何かと忙しかったので少しずつ読みました。

 

ただ生徒が夜通し歩くだけ。

淡々と進む物語の中に

青春の、もどかしい時期の、

何だかんだが丁寧に描かれています。

 

誰もがあの時持っていただろう、もやもやした思いを

登場人物たちがひとつずつ叶えてくれます。

例えば融は幼かった自分を受け入れて成長します。

とてもスッキリした読後感。

共学でこんなイベントもアリだと思える。

私は融の友達の忍が好きだなあ。

 

そもそも恩田陸さんの母校の行事がモデルで、

戦前から今でも続いているようです。

すごい!

 

あと、これって映画になってたんですね(何回目だ)

それこそ、そのモデルの高校でも撮影があったし

高校生のエキストラも多数出演したんだとか。

多部ちゃんが貴子役で主演のようです。

他の登場人物をやる役者も、知ってる名前が多い。

観てみようかな。

 

そういえば映画館しばらく行ってないまきこまきでした