まきこまきの日々

まきこまれるのも、あり。

中学校から借りた本⑩ 十二単を着た悪魔 内館牧子

震災から8年ですねまきこまきです。

 

 

今日は家に無事帰ったら

緊急持ち出し袋の点検をする予定です。

 

 

本日朝の測定体重55.8キロ

先週金曜日比+100g

スタート時-4.5キロ

目標標準体重49.5キロ

 

 

十二単を着た悪魔」内館牧子

十二単衣を着た悪魔 源氏物語異聞 (幻冬舎文庫)
 

 59もの会社から内定が出ぬまま大学を卒業した二流男の伊藤雷。

それに比べ、弟は頭脳も容姿も超一流。

ある日突然、「源氏物語」の世界にトリップしてしまった雷は、

皇妃・弘徽殿女御と息子の一宮に出会う。

一宮の弟こそが、全てが超一流の光源氏

雷は一宮に自分を重ね、光源氏を敵視する弘徽殿女御と手を組み

暗躍を始めるが・・・。

エンタメ超大作!!

 

 

時間がないのに二回も読んじゃいました。

弘徽殿女御サイドの源氏物語がすごく面白い!

どうしても普通の源氏物語だと弘徽殿女御は悪者扱いなのですが

これを読むと、弘徽殿女御が大好きになります。

そもそも光源氏が好きで源氏物語を読んでいたわけではないので

私にはこちらの解釈の方がしっくりきました。

光源氏には相変わらずイラっとしますが、

光源氏は病気だときっぱり書ききっていて、

ちょっと気持ちがスッとしました。

 

 

そういえば、浅田次郎の「蒼穹の昴」も

普通は悪役で書かれることの多い西太后が大好きになった本です。

これを読んで以降、私は西太后が悪人には思えなくなっています。

大きく歴史が動く中、人々が懸命に生きていて

ラストシーンは泣いちゃいました。

当時何度も読みましたが

文庫本で買い直して読み返そうかな。

蒼穹の昴  全4巻セット

蒼穹の昴 全4巻セット

 

 ちなみに、「珍妃の井戸」「中原の虹」で

ようやくこのシリーズは終わります。

名前に漢字が多くてちょっと読むのに時間かかりますが、

実在の人物も架空の人物も魅力的なのでスルスル読めます。

架空の人物ですが「李春雲」と「梁文秀」がとても良いです。

歴史の読ませ方が上手。

やっぱり浅田次郎はすごいなあと思います。

珍妃の井戸 (講談社文庫)

珍妃の井戸 (講談社文庫)

 

 

ハードカバーは売って、文庫本買おうまきこまきでした。